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行政書士試験の難易度は?

 

行政書士試験は、日本の法律系の国家資格試験のなかでは、比較的容易な資格といわれています。ですから、これまでの学業や会社の仕事で、法律を勉強した経験がある人には、トライし易い資格と言えかもしれません。

 

しかしながら、法律になじみとは無縁の初学者には、法律の専門的な知識はそう簡単に身に付くわけではありません。しかも、行政書士の試験は、近年、難化しており、しっかりとしたプランや費用、時間を費やしてしっかりと取り組まなければ合格が難しい資格でもあります。

 

なぜ難しいといわれるのか?

行政書士試験はなぜ難しいといわれるのでしょうか。

 

試験範囲が膨大

行政書士試験の試験科目は、憲法、民法、行政法、商法等の法令科目です。それぞれ、条文や判例知識、さらに応用力が問われます。

 

加えて、「一般知識」もあります。これは個人情報保護・情報通信に関する知識、政治経済などの時事問題、さらに文章力問題など、行政書士としての社会的な常識問題から、政治や経済、国防まで、様々な分やから出題されます。

 

こうした幅広い試験範囲に対応しなければならないために、予備知識のない法律の初学者や、働きながら合格を目指す人にとっては、ハードルが高いと言えるでしょう。

 

全科目をくまなく学習しなければならない

行政書士試験に合格するには、合計点が合格基準点を超える必要がありますが、それ以外に、「一般知識」で56点中24点以上を取らなければいけない、という制度があります(「足切り」。そのため、法令科目で満点をとっても、一般知識で点数が足りなければ、不合格になるとうことがあります。どの科目も手を抜かず、取り組む必要があるということです。

 

また、行政書士試験には、税理士試験のように、合格した科目は、翌年の試験では受けなくてよいという「科目合格制度」がありません。不合格の場合、、再度一から受験することになります。このように、多くの知識を幅広く身につけなければならないことに、行政書士試験の大きな特徴があります。

 

記述問題がある

行政書士試験には、記述問題が3問出題されます。長さ(40字程度ですが、簡単ではなく、正解に至るために、知識と思考過程を抑え、法律に則り、記述する必要があります。
その上、この記述問題は、1問が20点、合計60点と、極めて配点割合が高めになっています。一切合切の合計が300点、合格基準点が180点ですので、配点の高さが理解できると思います。

 

択一問題は、一定の確率で正解することもあります。しかし、記述問題は違います。また、条文の記憶だけでなく法的な応用力も必要となり、この記述問題によって、行政書し試験の難易度も一段とアップしているのは間違いありません。

 

合格の近道は?

行政書士試験の難しさについて書いてきましたが、でも、諦めないでください。行政書士試験は、昔(昭和の時代)のような簡単な試験ではもはやありませんが、しっかりと腰をすえて、戦略を練って、しっかりと勉強すれば、だれもが受かる可能性のある試験でもあります。

 

行政書士試験は全体の6割で合格できる試験でもあります。ですから、しっかりと基礎を抑え、問題の傾向を学び、回答のノウハウを身につけることで、初学者でも、対策は十分可能です。

 

つまり、100点を取らなくても、6割の問題を解決する基礎力を身に付け、実際の試験でそこからプラスしていく実力を身に着けていく勉強を重ねることで、合格できる試験でもあります。実際に、初めて法律の勉強を始めた方でも、予備校に通い、または通信教育で勉強して合格した方はたくさんいますので、ぜひ安心してチャレンジしてください。

 

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